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2019.06.15

コンタクトレンズケアのコツ

コンタクトレンズを使用していると曇って困るという事はありませんか?
特に女性の場合、それは化粧品やハンドクリーム、クレンジングオイルなどの油脂類の汚れかもしれません。

特にシリコン系のコンタクトレンズは油分の汚れが付きやすい性質があり、付いた汚れが残っていると涙をはじき、さらに汚れやすくなります。レンズの汚れは装着感の低下や視界不良、眼病の原因にもなります。
これからの季節は汗に強い化粧品が増えて一層汚れやすくなる可能性があります。

コンタクトレンズ 指 装着

ではどのようにすれば良いのでしょう?
改善する方法はいくつかあります。

〇コンタクトレンズはメイクをする前と落とす前に扱う。
 手を洗ってもクレンジングオイルや化粧品は手に残っている事が多く、できるだけ汚れが付着するきっかけを減らす事が大切です。

〇レンズの素材を変更する。
 汚れが付きにくい素材のレンズにするということです。ワンデータイプの使い捨てであれば更に効果的です。

〇装着液を使用する
 レンズを装着する時に使用する「装着液」はレンズの乾燥を予防し、汚れの付着を抑制する効果があります。ただし持続時間は個人差があります。

〇毎日のお手入れを変える
 現在、たくさんの種類のお手入れ用品が販売されています。浸け置きタイプによくありますが、箱に「簡単」と謳っているものをよく見かけます。
気を付けて頂きたいのは、「洗浄」と「消毒」を一緒にしない事です。
こすり洗いは物理的な力でレンズ表面の汚れを落とし、微生物の発生を抑制する事ができます。
浸け置きタイプの消毒だけでは洗浄効果はあまり期待できません。こすり洗いの有無で効果に大きな違いが出ます。 ただし、2・3回こするだけでは不十分です。使用方法を読んで丁寧に扱いましょう。
面倒と思われるかもしれませんが、ハードレンズ・ソフトレンズともに、こすり洗いを推奨します。

ひと手間かけることで以下のような効果が期待できます。
・クリアな見え方
・眼病やアレルギー予防
・コンタクトレンズの性能維持

こすり洗い専用の洗浄液は、「ハードコンタクト専用」、「ソフトコンタクト専用」、「どちらにも使えるタイプ」がありますので、お間違えの無いようにご使用下さい。

ただし、眼疾患による汚れの可能性もありますので眼科専門医にご相談下さい。