2018.03.12

コンタクトレンズの汚れに!

コンタクトレンズを使用している人は、レンズの汚れを1度は経験したことがあるのではないでしょうか?

汚れには色々な種類があり、汚れの種類によってそれぞれ特徴があります。
その中でも、タンパク質汚れと脂質汚れが代表的な汚れですが、タンパク質汚れは涙に含まれているタンパク質が変質し、レンズを白く曇らせてしまいます。
最近は使い捨てコンタクトが普及したため、汚れる前に取り換えることが多くなりましたが、ハードコンタクトや通常のソフトコンタクトを使用している方に見られます。

脂質汚れは、シリコン系のレンズが増えてきて注目されるようになりました。シリコン系のレンズは脂質汚れが付きやすい傾向があるのです。
脂質汚れは涙の成分以外にも要因があることが多く、化粧品やクレンジングオイルを使用する女性に多く見られる傾向にあります。

ケア用品には浸け置きでタンパク汚れを分解して落とすものがありますが、浸け置きでは脂質汚れに対してほとんど効果はありません。
1本で保存・洗浄・すすぎ・消毒が完結できるMPSのような洗浄液も、しっかりこすり洗いをしなければなかなか取れません。簡単に済ませると、レンズ上で油が伸びて広がるだけになり、脂質汚れは水分を弾いてしまうため、いっそう汚れが付着しやすくなり視界も悪くなります。
この汚れが目に触れることで、アレルギーや結膜炎などの眼病を引き起こします。

安心、安全にコンタクトレンズを使用して頂くために、こすり洗い専用の洗浄液の使用をおすすめします。

ジェルクリンW洗浄液

「SEED ジェルクリンW」は、IPAとシリコーン系界面活性剤の働きで脂質汚れを分解して除去します。
こすり洗い専用の洗浄液で、ソフトにもハードにも使用できるので非常に便利です。

洗浄液の種類によって特性が違いますので、汚れの原因を眼科で相談してみてはいかがでしょうか?

2017.12.14

コンタクトの汚れ対策

本格的に寒くなり、室内の暖房器具は勢いよく稼働していることでしょう。

冬は眼やコンタクトレンズにとって過酷な環境です。
眼やコンタクトレンズは空調によって乾燥しやすくなり、異物感や充血など不調を訴える人が増えます。
そして、手指を肌荒れから守るために油分の入ったクリームを塗る機会が増え、それがコンタクトレンズに付くと非常に汚れます。クリームは手を洗っても結構残っているもので、脂質汚れが付きやすいシリコン系のレンズを触ることで汚れます。
コンタクトレンズが潤っている時は汚れが落ちやすいのですが、乾燥するとメイクの汚れなどが残ってしまい、汚れが汚れを呼び状態が悪化します。そして交換時期を待たずに使えなくなってしまう人も多いようです。
ワンデー以外のコンタクトレンズを使用している人は注意が必要です。

コンタクト汚れ比較

そこで、いつものコンタクトケアを見直してみましょう。

手を石鹸で念入りに洗ってから、こすり洗いをしてレンズの汚れを落としましょう。
特に、こすり洗い不要と書かれたケア用品を使用している人は、こすり洗いでの洗浄をおすすめします。
汚れは物理的に落とすことが効果的だからです。消毒では、ほとんど汚れは落ちません。
消毒と洗浄は違いますので注意してください。
ここで、こすり洗い専用の洗浄液を使用すると更に効果的です。
また、低温状態では正常に働かないケア用品があります。室内であっても寒くなる場所には置かないようにしましょう。

使用する時期や環境、眼の状態に合わせてコンタクトレンズの種類を「2ウィークからワンデー」や「いっそコンタクトからメガネ」というふうに変更する事も効果的です。

快適に使用するためにトラブルを予防しましょう。